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  • 2015.02.03 Tuesday
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スケッチオブエラフ


しばらく新棟建築の話ばかり続いてましたので、閑話休題。
最近の島の風景をちょっとご紹介します。


島の冬の風景と言ったら、何と言ってもサトウキビの収穫。
島の人が総出でキビ刈りして、トラック一杯に積み込む様子などは以前にもご紹介しましたが、
今回はちょっと珍しい光景に出くわしました。



写真は精製された原糖の貨物船への積み込みです。
実はこの積み込み、soraniwaのすぐ隣に位置している長山港という港で行われています。

伊良部の港といったら島の玄関、佐良浜港が観光で訪れるほとんどの人の知るところ。
港にはそれぞれ役割があって、それぞれ国の省庁別の管轄下に置かれているのですが、こちらの長山港はいわゆる工業港。
島に来る数少ない定期貨物船やバージ船などが荷揚げをする場所です。




この日はトラック40台分(400t分)の原糖を積み込んだので、もちろん周囲には砂糖の甘い香りが漂います。
只不思議なことにこの原糖には蟻などはつかないらしいとのこと。この原糖はもちろん島のサトウキビを精製したもので、いわゆる黒糖とも違うものらしいのですが、残念ながら詳しいところの話は聞けませんでした。

この港で働く島の先輩に誘われるがまま積み込みの様子を見て回ると、
積み込みした貨物船は普段は砂や砂利など建築資材を乗せるような部分を綺麗に洗浄して、ベニヤ板を貼った上に直接砂糖を積み込んでいました。なんとも大雑把な積み込みの仕方のようですが、何せスケールが半端ない。しかもこの積み込みがサトウキビ収穫のシーズン3ヶ月間は週に1〜2回ほど行われているって、沖縄のサトウキビ産業への依存度の高さを感じます。
今、まさにTPPのシビアな交渉下で、日本のTPPでのサトウキビへの他の品目とは違う異質な取り組みは基地移設の問題とセットにした沖縄振興への態度表明かもしれませんね。(良いか悪いかは別にして…)




そういえば先日やっと伊良部島を舞台にした映画『スケッチオブミャーク』を見ることが出来ました。
2011年に完成したこのドキュメンタリー映画、残念ながら上映回数も少なく、舞台になったこの伊良部島での上映会はこれが初めて。島で一番大きな公民館に200名ほどの観客を集めて、監督大西功一さんのトークも交えての開催となりました。

音楽家久保田麻琴さんのフィールドワークを通じて切り取られた、島に残る『神歌』の世界。
それは島に住まう我々にとっては確かにまだそこに在るものでありながら、それは手に取ると指の間からこぼれ落ちてしまうような儚くも脆いものです。先人と過酷な島の歴史が綴るこの『神歌』の記憶を、このように映像で残してもらえるのはこの上なく有難いことだと思います。この映像がこの島の歴史と今も残る息づかい(バイブス)を知らない人にとってどのような感覚で見てもらえるのか分かりませんが、この映像に残された異質さ(ギャップ)のようなものを僅かばかりでも感じてもらえたら島に住まう人間として嬉しく思います。文化人類学など大業なことは持ち出しませんが、こんなギャップを持ったものがまだ日本に在ることへの驚きと失われる記憶に対する抵抗。この歌のバイブスが多くの人の耳に届き、響いてくれるよう願っています。

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