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  • 2015.02.03 Tuesday
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柱をたてる。

さてさて、引き続き新棟工事のご報告です。





先日の基礎を支える土台ラップルの上にくるのは、フーチンという柱土台。
ラーメン(柱)構造というRC(鉄筋コンクリート)工法では必ずこの土台が必要です。
特に今回の新棟は訳あって、構造的に非常に頑丈に考えられたもの。
22mmもある太い鉄筋を20本近くも組み込んだ大きな柱を9本立てていきます。





全部の鉄筋の柱が立ち上がった姿がこちら。
やはり柱がたつと、急に立体感が出てきます。

奥にユンボとミキサー車がありますが、伊良部島にはコンクリートを入れるポンプ車が1台しかないのでこの日はユンボのバックホー(シャベルの部分)でコンクリートを掬いながら入れていきます。柱の鉄筋が傾かないように、サポートで固定しながら合計9箇所のフーチン作りに約1週間かかりました。




このコンクリートは建物の大事な構造体になるので、毎度おなじみコンクリートの強度検査もちゃんと行いながらの打設です。建築業界の方はよくご存知かもしれませんが、コンクリートは水とセメントと砂利と砂が混ざったもの。混ぜるものにも色々規定があり、昔は島の建築物のほとんどに海岸にある海砂を混ぜながら作ったらしいのですが、砂には勿論塩も混じっているのでコレが古い建築物の鉄筋を錆びさせている大きな原因。今はいろんな法的規制がかかっていて、今回の建築には島では取れない黒バラスという砂を混ぜたものを使用します。これがまたお高い。
沖縄の離島まで遠く本島や内地からわざわざ砂を運んでこなければならないこと、また島には一つしか生コン工場がなく、しかも需要も少ないため、全ての建築資材がそうですが、特に建物の基礎材料生コンのお値段はかなりお高くつきます。

ちなみに近年の沖縄の建物は、ほとんどが鉄筋コンクリート(RC)造りです。
大きな理由は幾つかあるのですが、まず一つは台風の問題。風速50メートル以上、時には100メートル近い暴風の危険が毎年あるこの地域では木造のパネル工法などでは常に倒壊の危険がつきまといます。2つ目にはシロアリの問題。古い沖縄の木造家屋で必ずやられてしまうのはシロアリ被害です。どうしても温暖な気候のため繁殖力が高く、家の基礎に入り込んだシロアリは場合によっては数年であっという間に木材部分を食い散らかししまい、土台から家が壊れてしまう場合もあります。




もちろんRC造でも建物内部には木部を使うので、シロアリ予防策を施します。
基礎部分の埋め戻しをして、土間部分を打設する前に地梁付近を念入りにシロアリ予防の薬剤を散布します。これで絶対安全という訳ではありませんが、とりあえずの予防策。沖縄のシロアリはとにかくしつこいので、これでも安心という訳にはいきません。

ちなみに沖縄には本州ではよくある在来工法(規格パネルなどを組み立てる比較的安価な建築方法)はまずありません。
理由としては前述のような厳しい自然環境の理由もありますが、沖縄という遠隔地だからの建築資材流通の問題もあるようです。内地のハウスメーカーさんなどは沖縄にはほぼ施工実績がありませんので、これから沖縄で建築を考えたりしている人はご参考までに。

 

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