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  • 2015.02.03 Tuesday
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一定期間更新がないため広告を表示しています


歴史が変わる日〜来たるべきもの編〜




2015年1月31日。伊良部大橋がついに開通しました。
橋の構想から40年。着工から約9年。
6年前に島にやってきた我々にとっては既にこの大橋工事が着工していた訳でどのような経緯があったのか本当の意味で体感はしていません。沖縄のメディアでも地元の熱い要請と陳情によりこの架橋が実現したと簡単に伝えたりするところがありますが、島の人と話していると架橋に反対であった人も少なからずいたようで、この建設にいたる島の総意決定のプロセスを正確に知ることはできません。

ただ明らかなのはこの橋の開通によって、島での生活が大きく変化する事です。
高速船ではたった10分の船旅ですが、台風の時には数日、時には1週間近く途絶えてしまう人と物流の往き来。
大きな病院がなく、気軽に病院に行けない事。
多くの島人が通勤通学で船を使っている事。
物流費がかかるため、若干値段が高くなる島の物価事情。
いろんな事がこの橋の架橋によって劇的に変化し、多くのことは便利に快適になるはずです。




伊良部大橋の最上部(一番高いところは約40M)から見た伊良部島です。
開通式に先立つ事1週間、大橋ウォーキングと称して、橋を歩ける機会がありました。車のない橋を渡れることはこれからもないだろうということで急遽参加。好天に恵まれた日で、美しい海に挟まれた長ーい橋はやはり絵になります。



伊良部側の橋のたもとはこんな綺麗な海が広がっています。



しばらく工事中で見る事が出来なかった長山の浜(伊良部側)も橋の上からこんな風に見る事ができます。



この日は反対側まで渡る事は出来なかったのですが、多くの島人がカメラ片手に仮装したりして参加していて、まさにお祭りの前夜祭といった感じでした。



そして1月31日架橋当日。

大漁旗を掲げた船が集結し、隊列を組んで、大橋の開通式をお祝いしに向います。



横断幕を持った多くの島人が初めて橋を渡ってくる人達を待ち受けます。



そして開通。何だかドコかで見た事のあるニュース映像のような感じです。

ともかく橋は開通しました。
まだ2日ですが、島には今まで見たことがないほど車が溢れかえっています。勿論今はお祭り騒ぎなのでこれがずっとこんな感じとは思えないですが、僕ら島に住むものにとっても、いろんなモノに慣れる必要がありそうです。
ただ勿論島にあった緩やかな空気感といったものが損なわれないよう願っています。

<告知>
以前にもお伝えしましたが2月4日〜3月6日まで冬期休業いたします。
カフェ、ホテル共にお休みです。
架橋直後で申し訳ありませんが、このお祭り騒ぎが落ち着いた頃に自分達もしっかりと休養してお客様をお迎えするつもりです。ホテルのご予約についてはネット上で現在5月末まで受け付けておりますが、この期間お問い合わせ等についてはご連絡が数日遅れてしまう場合もございますので何卒ご了承ください。

歴史が変わる日〜旧き良きもの編〜





ついにこの日を迎えてしまいました。
2015年1月31日。
この日は間違いなく伊良部島の歴史が大きく変わる日です。

 

 
最後のカーフェリーはやてに乗船した際にお話をさせていただいたのは最も長い間フェリーに勤めてこられた西里さん。
なんと47年のお勤めを終え、このフェリーの廃船を機に勇退されるそうです。
本当に長い間お疲れさまでした。

いつもは柔やかで軽い冗談しか言わない優しいおじいですが、この日はポツリポツリと自分と船の歴史を語ってくれました。

『今は機関士だけど、昔は船長だった訳さぁ。その時にはまだこんな大きなフェリーじゃなくてな、もっと小さい船で波の動きを読みながら舵を切って、大波でも平良に渡ってな、その時踏ん張ってたせいで今じゃ足が動かなくなっちゃったわけよ。そうそう、産気づいた妊婦さんを乗っけて、船の上で子供を取り上げた事も何度もあるさぁ。』



この日のフェリーの本当の最終便。宮古フェリーの『うぷゆう』。
気の利いた計らいで無料運航の船には溢れんばかりの人が乗っていました。
誰もがいろんな思い出をこのフェリーにのせて。

初めて見た船長の正装姿。
この後、船長の目にはうっすらと涙が流れました。



本当に信じられないくらい多くの人が見送りに来ていました。
最終便前には1時間程の長い式典がありましたが、船員一人一人とその家族に花束や記念品の贈呈。
多くの観客の方からの声援もやむ事がありませんでした。



そして、遂に最後のフェリーが動き出す時。
かかりきれない程のテープと『ありがとう』の合唱の中、最後の船出となりました。



多分、ほとんどの島の人がこの日の事を橋が開通した日としてではなく、フェリーが無くなってしまった日と記憶するはずです。『嬉しい』というよりも先に『寂しい』が来てしまうそんな最後の船旅。



伊良部の港に入港する時には花火が打ち上げられて、出迎えの『ありがとう』の大合唱。
こんな歴史に刻まれる一日を『島人』として迎えられた事に本当に感謝しかありません。

長い間フェリー運航に携われた皆様、本当にお疲れさまでした。そして有難うございました。

 

架橋まで1週間!!と伊良部島ダイビング


大変遅い挨拶になりましたが、2015年明けましておめでとうございます。
旧年中には多くのお客様にご愛顧いただき、厚く御礼申し上げます。
またsoraniwa的にも2014年は新宿泊棟side.BのOPENもあったことで大変感慨深い年となりました。

さて今年はさらに大きな変化の年になりそうです。
もうご承知の方も多いかと思いますが、あと1週間程で(1月31日に)開通する伊良部大橋。
 


まだ大慌てで残工事をしている箇所もありますが、ご覧の通り橋の全容はほぼ現れています。
この橋によってどのように僕らの生活が変わっていくのか?
またお客様の動向についてもどう変化していくのか?
今年は島の行く末を見定めていく年になりそうです。




これに伴い、長年島民の足を支えてきたフェリーが遂に終了することになります。
おそらく本当に無くなってしまったら得も言われぬ喪失感がやってきそうですが、そちらは来週31日に伊良部大橋開通式とフェリー終便をレポートでお伝えする際に詳しくお伝えしたいと思います。




さて年末年始の短い繁忙期を終え、最近の閑散期に何をやっているかというと…、ダイビングです。実は20年程前に海外でライセンスを取得したのですが、それ以来全くダイビングをしていませんでした。
こんな美しい海に囲まれた島に住み、多くのダイビングスポットがあるにも関わらず、何となく機会を逸してしまってできずじまい。実は今回ちょっとした不純な動機で久々にチャレンジしてみました。

今回協力いただいたのは島友達のマリンズプロ伊良部さん。
島暮らし15年近くにもなるT君は伊良部・下地島周辺の海を知り尽くしたガイドでお勧めです。是非HPもチェックしてみてくださいね。
http://www.go-mpm.com


久々のダイビングの感を取り戻す為のリフレッシュダイブと、今回はアドバンスの講習という事で伊良部周辺の海に潜る事10回程。ビーチシュノーケリングでは行けないポイントだったりとか、美しい地形が自慢のポイントに潜らせてもらいました。



『いやぁ美しい』
改めてではありますが、伊良部島の美しい海を再認識。
上の写真のように珊瑚がびっしりと群生しているポイントだとか、その上に掲げた地形が面白いポイント(※写真はガウディと言われるポイント)だとかいろいろなダイビングスポットがあります。今回は講習目的だったため、あまりよそ見を出来なかったのが残念ですが今度改めてじっくりと美しき伊良部の水中世界をご紹介したいと思います。




そういえば一番深いところにはこんなゲストさんも居ました。
分かりづらいかもしれませんが『ネムリブカ』さんです。サメの一種ですが獰猛ではないですし、昼間はその名の通りほとんど寝てますので安心です。笑

<ご連絡>
1月31日の伊良部大橋の架橋を見届けた後、暫し冬休みをいただきます。
期間は2月4日〜3月6日。
この期間はホテルもカフェも休業とさせていただきます。
伊良部大橋開通で楽しみにされてらっしゃった方には申し訳ありませんが、何卒ご容赦ください。

2014夏


またしてもご無沙汰しました。すいません。

何よりもまず、6月にOPENした新たな宿泊棟side.Bのご利用も含め、例年以上に多くのお客様にお越しいただきました事、厚く感謝申し上げます。

さて今年の夏はside.BのOPENを皮切りに大変感慨深い夏になりました。
(一人一人の紹介はあえて割愛させていただきますが)多くのスタッフに支えられ、
大変なこともあったけど、その分賑やかで楽しい夏でした。

そんな夏の断片を写真でちょこっとご紹介。



綺麗な海は相変わらずで…


そんな中僕らは毎日特攻服(作業服)着て、芝植えしたり…


時には踊ったり…


Love is over(熱唱)もあったり…


みんな夏生まれだったりして…


もちろん仕事もしてますけど…


やっぱり海の中はめちゃめちゃ綺麗な訳で…


時には台風も来たけど…。


お盆の時期の海は凪いでいて、鏡の様で…



何故か『2:50』が突然現れたりしましたが…


気がついたら夏が終わっていて、毎週のように島を去っていくスタッフ。


特に島で1年半過ごしたMちゃんは最後3日間涙でぐちゃぐちゃでしたね。


何かこの時期夕陽が綺麗で黄昏れちゃってます。
 

side.B 完成報告(sora編)


皆様、随分とご報告が遅くなってしまって申し訳ありません。
何しろside.B完成までの最後の1ヶ月、筆舌に尽くし難い壮絶な日々でした。
(何が壮絶だったかなんて、それはおいおい語るとして…)
何よりもまず携わってくれた職人の方々、女の子にも関わらず大工仕事や力仕事に奮闘してくれたスタッフ、芝張り等に手伝いにきてくれた島友達、この場を借りて厚く御礼申し上げます。

何とか無事保健所・消防署・建築確認等諸処の事務手続きや免許もおり、予定通り6月20日より営業も開始しております。写真もなくイメージも出来ないところで早速ご予約いただき、ご宿泊いただいているお客様には大変有難い限りです。一般的にもやっとお披露目出来る事になったside.Bですが、せっかくですので東京からわざわざ来てくれたウチの広報制作担当N君が撮ってくれた質の高い写真を厳選して今日は【sora】をご紹介させていただきます。




まずはプールサイドから見た【sora】の部屋全景。お気に入りの一枚です。
プールの水中照明が水面に光る様子が、静的なリゾート感を演出してくれます。
実はこの水中照明(結構高額のため)、最後まで導入するかどうか悩んだのですが、結果大正解。海外の一流リゾートにも引けのとらない大人のリゾートという演出が充分できたのではないかと思っています。




こちらは【sora】のプール水面近くから撮った一枚。
設計段階から海と空をエッジレスに感じられるプールを作りたい…と考えていました。ウユニ塩湖のように雲や空が映り込んだこの写真は、自分のイメージが具現化された感激ひとしおの一枚になりました。

 


マジックアワーの海を望むバスルームからの情景。
ここまで窓を大きく採ったバスルームもあまりないのではないでしょうか?お風呂場なのに見られないか、ちょっと心配との声もあがりそうですがちゃんとブラインドもついていますし、何も無いパノラマだけに気になるのは前の海を往来する船舶ぐらいのはずです。




ベッドルームはこんな感じです。こちらはキングサイズのベッド。もう一つのベッドルームはセミダブルのベッドが2台設置してあります。特にこちらのキングサイズのベッドは大きなヘッドボードが特徴的。特注で古材を張り上げたオリジナルデザインのベッドです。



ちょっとお洒落なイメージshotも。
こちらはキッチンカウンターから望む景色。キッチンが一番の特等席と表記していますが、海とプールを望む大開口を正面に見ながらワインを傾けたり、カフェタイムをくつろいだり出来るのはコンドミニアム設備が整っているから。



そのキッチンからの部屋全体を撮った様子。
ステンレス製の大型アイランドキッチンの対面にはside.A同様、古材を使ったカウンター。また右手にはいろいろな調理も可能な設備が整っています。奥に見えるのはリビングコーナー。大型のテレビも一応ありますが、あくまでもソファーの向きは海とプールに向ってと設置しているのが、soraのお勧めです。

この他にも幾つも素敵な写真を撮ってもらいましたので、数点ご紹介。



プールの縁からこぼれ落ちる水。なんか夏っぽくて良いですね。



夕暮れを望むプール。
ライトによって光る水面とのコントラストが素敵です。

この他にもいくつもいくつもご紹介したいポイントがあるのですが、長くなってしまうので今回はこの辺で。side.Bの【sora】と【niwa】、今でしたらOPEN特別記念価格で通常よりかなりお安くご宿泊いただく事ができます。ご予約は是非お早めに。
 

soraniwa side.B 6月20日open!!




GWの真っ最中ですが、やっと発表できることになりました。
soraniwa新棟、【side.B】 6月20日に遂にOPEN致します!!
この宿泊新棟を【side.B】と呼ぶのは初めてなので、まだ言い慣れない感覚ですが、
新棟だけに何か名前を付けたいな…と考えていて、『Annex』とか『はなれ』とか何かありきたりでつまんないな…。
そんな話をHP制作担当者N君と打ち合わせしていたところ、soraniwaのこの新しい側面なんで『レコードのB面的な…side.B』なんていかがですか?…というアイデアをそのままいただいてみちゃいました。
soraniwaはシングル盤ではなく【A面】も【B面】も通して聴いていただきたいアルバムなんです…なんて聞こえの良いコピーもちゃんと用意しております。笑
今までの本棟はこれによって【side.A】という名前に生まれ変わりました。
皆様、どうぞ末永く【side.A】共々【side.B】もご愛顧の程、宜しくお願い致します。

さて建築状況、大丈夫なのか?なんて声もあがりそうなので、一応最新の外観をUPしてみました。
まだ一部塗装などは終わっていませんが、建物の外観はほぼ完成に近づきました。
いろいろ試行錯誤を重ねた結果、【side.A】のシンプルモダンな箱形イメージに、入り口・階段部に立体的で挿し色的な遊びをしたデザインは個人的には結構気に入っています。まだ外構部分は手つかずですが、これからリゾート的な徐々にイメージも展開していきますので楽しみにお待ちください。



ちなみに横から見た感じはこんな感じ。
左上に小さくひと際鮮やかな水色が見えるかと思います。
こちらが今回の建築でずっと内緒にしてきた重要機密です。
そして設計段階からここを何とか成立させる為に一番苦労してきた場所です。



2階のベランダに突き出したこの大きな水色は…

プールになります。
幅12メートル、奥行き3メートルの大きなプール。
『海を見渡す眺望の中でプールなんてあったら最高だな…』なんてアイデアが今回最大の頭の悩ませどころでした。
しかも余計な障害物を作らないように、オーバーフローという絶えず水が溢れるような設計を今回試みたため、手間も予算も正直大分かかりました。
空も海も緑も感じられるエッジレスな空間。
まだ完成はしてませんが、そんな空間が【side.B】の新しい顔になりそうです。

 


ということでこのプール建築についてちょっと振り返ってみると、このベランダの景色をフレームレスでプールから楽しんでもらうために建物の構造をとてつもなく頑強なものにしました。
何せ水の量が40t!!
その荷重が常に建物の上に乗っかる訳で、躯体の中の鉄筋量・太さも半端ないです。




しかも大変なのが防水工事。
このプールの下にはお部屋もある為、もの凄く手のかかる防水工事を施しました。
それがシート防水工事。
通常のプールなら塗料などによる防水工事で充分なところですが、こちらは絶対に水が漏れないシートを使っての防水工事です。しかもこの工事は沖縄の工事会社はないため、内地からわざわざ職人さんがやってきてくれました。



福岡からの2名の職人さんが5日間も泊まり込みでの作業。
まさに職人さんといった仕事振りで惚れ惚れする限り。
コレで10年は絶対大丈夫と太鼓判を押して、帰途につかれました。
何とも頼もしい。

…という訳でこんな短いお話でこの難儀な作業が語れるわけがありません。
折をみて、またゆっくり振り返りたいと思います。

ともかくsoraniwa【side.B】、6月20日OPENです。
【side.B】の予約受付も開始致しました。
さあ、いよいよ時間がなくなってきた。
最後の追い込み頑張っていますので、是非楽しみにお待ちください。

 

棟上げまで

またまた新棟建築工事の経過報告です。
完全に建築屋さんのブログになってますね。すいません。
今日は2階のスラブ打設、つまり棟上げまで。


基本的には1階スラブ打設と工程は同じです。
柱を立てて、型枠を組み、壁の配筋をして…。
2階は1階に比べたら、おおよそ半分の面積なので作業も急ピッチで進みます。



中には内壁をブロック積みでするところもあったりしますが、こちらも鉄筋を入れセメントを間に詰めながら組み立てていきます。



夕方に鉄筋を組み終えて、チェックする職人さん達。
雨模様の空に男達の背中がちょっと絵になります。



足場の高さも高くなり、建物の全体像がこれで見えてきました。
ちょっとしたビル工事のような大きさにも見えますが、実際には足場を取ったらそこまで大きくはないはず。
さあ、いよいよ棟上げです。



棟上げというのは、木造家屋では建物の一番高い梁を組み上げることを言います。
建築躯体工事の大きな区切り。
実は僕も気付いていなかったのですが、建築屋の棟梁さんはスラブ打設の時には必ず建物の四隅にお酒(沖縄なので泡盛)をこぼして安全を祈願して廻っていました。こうした風習をさりげなく行っている職人さんたちには男意気を感じます。なんか格好いいですね。




1階のスラブ打設と同様、とにかくコンクリートを流し込んで、枠を叩く。
土間はコンクリートをならしてならして、最後は金ゴテで丁寧に仕上げていく。
いつもスラブ打ちの時に最後まで残るのは左官職人さん達です。




最後は恒例のお祝いです。
職人さん達の労をねぎらうのが本来の主旨なので、食べ物や飲み物を基本的に施主さんが用意します。
結局、建築会社の会長のおばあも島料理を提供してくれて、酒宴がスタート。
毎回記憶を無くすほど飲まされるのですが、今回はほどほどに撤収しました。何しろまだまだ建築工事も残ってるんで…ね。
 

修繕・修繕・修繕…




新棟工事のお話ばかりでしたが、この冬には現在の本棟の修繕工事を行いました。
OPENして4年も経つと、南国の過酷な紫外線や潮風の影響からか建物も大分傷んできました。
さらにはいろいろ気になっていた建築時の不具合の箇所など、隣の新棟工事と併せてしてしまおうということで一挙に修繕作業。まずは建物の正面のクラック(コンクリートのひび割れ)や汚れが気になっていたので、今回は思い切って再塗装しました。足場を組んで…


まずはしっかりと養生をします。
こうみると大分汚れているのが分かりますね。



最初の時の塗装はローラーでしたが、今度は塗膜の厚い吹き付け塗装でやり直し。



塗装屋さんを呼ぶんだったら、『ついでに…』ってことで、屋上も遮熱防水塗装を施しました。両方併せたら2週間近くかかった、結構な大修繕工事です。

もしかしたら、上の写真を見て『おや…??』と思う人がいるかもしれません。
そうなんです。屋上のジャグジーが浴槽だけ残して丸裸にされています。
というのも・・・




実はジャグジーを囲っていたウッドデッキの下地がこの通り腐っていたのです。(恐)勿論、表面のデッキ材もレベルがガタガタになっていました。
…というのもこの屋上は強烈な紫外線と猛烈な台風にもさらされる過酷な環境。
なので表面材には腐ることの無い合成材のデッキを使っていたのですが、それだけでは甘かった…。

下地の杉材やベニヤなどはあっというまに腐れてしまって、中身はスカスカな状況。ベニヤについてはもう紙みたいな状態になっていました。これはもうとてもお客様を乗せられる状況じゃないということで、デッキを全て一新。




今回は前回使用して腐っていなかった南洋材セランガンバツを束柱として再利用し、しかも地面から浮かせて固定。その上に乗っているのは何と工業用のパレット。フォークリフトなどで持ち上げる荷物の下に使っているアレです。

実はこの工業用パレット、個人的に浅からぬ縁があって、前のお店の内装でもソファーの土台に使用していた大変重宝なもの。何と言っても強度が高く、安価で、こうした屋外でも使える耐久性があります。これをウッドデッキのデッキ材の下地として使うことでビスも効くし、水はけも良いし、腐ることはないというメリットがある訳です。

表面材には固くて、耐久性のあるウリンとい木材のデッキ材を貼って、撥水性のある塗料を塗ったらこの通り。




良い仕上がりになったんじゃないかな…と個人的には思ってます。
階段も今回は防錆加工した鉄製フレームを注文して、その上にもデッキ貼りしました。いろいろ手がかかったけど、ずっと気になってた箇所がシーズン前に直すことが出来ました。

新棟工事もなかなか順調とは言えませんが、大分進捗しています。
近く良いご報告ができると思いますので、こちらもどうぞお楽しみに。

 
<スタッフ募集締切>
前回のBlogで募集したスタッフ募集の件ですが、お陰様で募集人員の定員に達しました。
こんな離島ですので、毎シーズンスタッフ募集に苦労していたのですが、今回は周りの島友達の協力もあって募集期間3週間で新たにスタッフ4名が加わることになりました。ご協力いただいた皆様、どうも有り難うございました。

1階スラブ打設まで…


すいません。またしてもBlogが滞っております。
滞っているのは僕の頭と身体だけで、新棟建築のほうは実は大分進んでおります。
今回は1階のスラブ打設まで一挙まとめてお伝えします。

 


以前に報告した柱組みの後は、壁の枠を立てていきます。
黄色のところはパネルコートと呼ばれるコンクリート打ちっ放しの仕上がりに使うコンパネ。それ以外のところは普通のベニヤに定間隔でPコンという枠の間隔を一定に保つものを予め仕込んでおきます。




1階の天井、つまり2階からの景色はこんな感じです。

どうです??
いいんじゃないですかぁ…??

格子状に組んであるのが、床配筋。
鉄筋が一定のリズムで編み込まれると、非常に綺麗に見えます。
こうして鉄筋を壁にも床にも縦横に張り巡らし、コンクリートと併せて強度をだしていくのが鉄筋コンクリート(RC)造。鉄筋の口径や鉄筋の編み込み方、折り方など綿密な構造計算の上に成り立っているので、設計士にも立ち会ってもらいながら細かい確認作業をしていきます。
実はこのチェック時に配筋のダメ出しが出て、大分工程に遅れがでたのですが…




この編み込まれた鉄筋に縦横無尽に這わされているオレンジの配管はCD管と呼ばれるもの。予めコンセントやスイッチ、埋込照明などの位置に対して、壁の中に配線しておきます。
実際に電線を入れるのは後からになりますがコレを入れておかないと、壁に露出する配管になってしまうので事前に使い勝手など十分に確認しながら位置を決めておく必要があります。




こちらは綺麗に組み上がった階段。
青空向けて抜けていくいい感じに仕上がりそうです。



そして、こちらが枠を締め終わった1階型枠です。
第一段階で片方の型枠を組み、そこに鉄筋を配筋し、配線・配管などの設備を仕込んでおいて、
最後に反対側の型枠を組んで、それが緩まない様に締める。
これが大まかな型枠作業の流れです。
言うのは易いが、実際にはまあいろいろ細かい段取りなど大変です。
所用期間は約1ヶ月半かかりました。



さあ、いよいよコンクリートを流し込みます。
所謂『スラブ打ち』というやつです。
この日は職人さん全員が集まる大イベント。打設するコンクリート量は何と100立米です。ポンプ車も出動し、組み終わった型枠の間にコンクリートを流し込みます。





コンクリートを流し込むとき、何と言っても大事なのはコンクリートを隅々まで行き渡らせること。その為にはバイブレータと呼ばれる振動器具を使ったり、流し込んだところの型枠を叩いて振動させてコンクリートを隅々に行き渡らせるのが重要です。

この日は1日がかりでスラブ打ち。その後は恒例のお祝いと相成ったのですが、クタビレほうけて残念ながら写真を撮っておりませんでしたので今日の報告はここまで。


【スタッフ募集緊急告知!!】
今シーズンのsoraniwaを支えてくれるスタッフを3名程度募集してます。
仕事内容はカフェの調理・接客業務からお部屋の掃除、庭のメンテナンスなど多岐に渡ります。
4月から10月くらいまで働ける方を募集していますが、細かいところは相談してください。
info@soraniwa.org 担当:外山までご連絡ください。
ご連絡お待ちしてます。
 

スケッチオブエラフ


しばらく新棟建築の話ばかり続いてましたので、閑話休題。
最近の島の風景をちょっとご紹介します。


島の冬の風景と言ったら、何と言ってもサトウキビの収穫。
島の人が総出でキビ刈りして、トラック一杯に積み込む様子などは以前にもご紹介しましたが、
今回はちょっと珍しい光景に出くわしました。



写真は精製された原糖の貨物船への積み込みです。
実はこの積み込み、soraniwaのすぐ隣に位置している長山港という港で行われています。

伊良部の港といったら島の玄関、佐良浜港が観光で訪れるほとんどの人の知るところ。
港にはそれぞれ役割があって、それぞれ国の省庁別の管轄下に置かれているのですが、こちらの長山港はいわゆる工業港。
島に来る数少ない定期貨物船やバージ船などが荷揚げをする場所です。




この日はトラック40台分(400t分)の原糖を積み込んだので、もちろん周囲には砂糖の甘い香りが漂います。
只不思議なことにこの原糖には蟻などはつかないらしいとのこと。この原糖はもちろん島のサトウキビを精製したもので、いわゆる黒糖とも違うものらしいのですが、残念ながら詳しいところの話は聞けませんでした。

この港で働く島の先輩に誘われるがまま積み込みの様子を見て回ると、
積み込みした貨物船は普段は砂や砂利など建築資材を乗せるような部分を綺麗に洗浄して、ベニヤ板を貼った上に直接砂糖を積み込んでいました。なんとも大雑把な積み込みの仕方のようですが、何せスケールが半端ない。しかもこの積み込みがサトウキビ収穫のシーズン3ヶ月間は週に1〜2回ほど行われているって、沖縄のサトウキビ産業への依存度の高さを感じます。
今、まさにTPPのシビアな交渉下で、日本のTPPでのサトウキビへの他の品目とは違う異質な取り組みは基地移設の問題とセットにした沖縄振興への態度表明かもしれませんね。(良いか悪いかは別にして…)




そういえば先日やっと伊良部島を舞台にした映画『スケッチオブミャーク』を見ることが出来ました。
2011年に完成したこのドキュメンタリー映画、残念ながら上映回数も少なく、舞台になったこの伊良部島での上映会はこれが初めて。島で一番大きな公民館に200名ほどの観客を集めて、監督大西功一さんのトークも交えての開催となりました。

音楽家久保田麻琴さんのフィールドワークを通じて切り取られた、島に残る『神歌』の世界。
それは島に住まう我々にとっては確かにまだそこに在るものでありながら、それは手に取ると指の間からこぼれ落ちてしまうような儚くも脆いものです。先人と過酷な島の歴史が綴るこの『神歌』の記憶を、このように映像で残してもらえるのはこの上なく有難いことだと思います。この映像がこの島の歴史と今も残る息づかい(バイブス)を知らない人にとってどのような感覚で見てもらえるのか分かりませんが、この映像に残された異質さ(ギャップ)のようなものを僅かばかりでも感じてもらえたら島に住まう人間として嬉しく思います。文化人類学など大業なことは持ち出しませんが、こんなギャップを持ったものがまだ日本に在ることへの驚きと失われる記憶に対する抵抗。この歌のバイブスが多くの人の耳に届き、響いてくれるよう願っています。

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